レベット連合はレベット地方全域を領土として保有している。他の国家ととは違い、各都市国家の緩い集合体として存在しており、各都市国家は独自の議会や軍を保有し、一部で独自の外交権を持つなどほぼ完全に独立している状態である。
特に大聖山を持つデタルマ共和国は連合とは異なる独立意識が強く、東方に位置するドクアニアル共和国とは長年紛争状態にある。
領域内には数十の自治国家により構成され、それぞれ「市」「州」「共和国」の3つの区分に分かれている。
「市」は都市国家のような存在で比較的領域は狭くて全域が都市として発展している。
「州」は領域が広く農村地帯を含んでいる。「市」独自の行政・議会・司法・警察を持ち、「州」は更に独自の軍も持っている。
また、「共和国」に関しては更に強大な権限を持っており独自の通貨を発行したり外交権も持っていたりする。そのためレベット連合と呼ばれる一つの大国としての面も持ちつつ、「ノスメスト共和国」「デタルマ共和国」としてそれぞれの構成自治体が独立した国家としての面も持っている。
名称 | レベット連合 |
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リーダーシティ | レベットシティ |
主な都市 | レベットシティ・ウェットシティ・ハリナロ・オシャン・ゼミヒバ |
人口(1530年) | 3918万人 |
成立年 | 1213年(レベット条約発行年) |
1324年(レベット地方統一年) |
ただし、レベット連合全体を統括する政府も存在し、連合議会も存在する。連合憲法も制定されており各国の構成国はこの憲法に反する法律は制定してはいけないものの、基本的には法律は各構成自治体ごとに定められている。
この様な変則的な統治体系は昔この地方を強権的に治めていたレジエント帝国に対する反発であるとも言われている。
主な都市国家はリーダーシティであり、連合政府のあるレベット市を始め、ウェット市、ハリナロ州、オシャン市などがある。 ハリナロ州ではゾルドと並ぶゲリウムの採掘地であり、臨海にあるため貿易なども盛んである。北部デタルマ共和国には大聖山など神聖的と呼ばれる場所が多く見られ、それらはあまり開発が及んでいない。
デタルマ共和国については先述の通り東方に位置するドクアニアル共和国と仲が悪く、度々地域紛争を抱えている。レベット条約によれば条約都市外部からの攻撃に対しては団結して対処するよう定められており、デタルマは度々この条項を持ち出し連合軍としてドクアニアル侵攻を要請するものの、デタルマ以外の諸都市に関してはデタルマの問題として介入には消極的である。
モータリゼーションがゴルモア以上に発達しており、各都市間はハイウェイによって結ばれている。一応鉄道網もあるものの、ほとんどが貨物にシフトしており、人間の移動は高速バスや飛行機が大きなシェアを占めている。