テクスタ・ルーレット帝国とは1581年~1626年まで独裁政党サハーカを中心とした国家 広域にはサハーカが政権を取った1573年~1581年 もしくは継承国家としての神聖テクスタルーレット帝国時代(1626年~1655年)を含む場合もある。
1533 | テクスタ・アラモンド、ダラスで誕生 |
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1556 | ファシスト政党「サハーカ」結党 |
1563 | テクスタ・アラモンドがサハーカ党首に就任 |
1565 | ダラス大震災発生 |
1566 | テクスタ「軍備拡大論」発表 |
1573 | サハーカ、総選挙により過半数の議席を獲得し、与党に |
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1573 | テクスタ・アラモンドがルーレット共和国第72代大統領に就任 |
1576 | 「ホロエゾ併合条約締結」ルーレットがホロエゾを併合する |
1577 | テクスタ、大統領選挙に圧勝、二選目に入る |
1580 | 議会の圧倒的賛成により、大統領職と首相職を合併し総統職を作る |
1581 | テクスタ・アラモンドが初代ルーレット共和国総統に就任 |
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1581 | ルーレット共和国、テクスタ=ルーレット帝国に国号を改称 |
1582 | 政党活動を総統による許可制にする。事実上の一党独裁制へ |
1584 | マーベチック王国とルーレット軍事同盟を締結、直後にレトンも加盟 |
1588 | テクスタ=ルーレット帝国、アクアトンネルを超えてエラブルへ侵攻、エラブル戦争が始まる |
1589 | マーベチック王国、ルーレット同盟を理由にエラブル戦争に参戦する。 |
1589 | エラブルシティ陥落 |
1595 | テクスタ=ルーレット帝国、ゴルモア連邦と断交、無条約時代に入る。 |
1596 | テクスタ=ルーレット帝国、グルップリンへの奇襲攻撃、ゴルモア連邦に宣戦布告、大陸戦争が勃発する。 |
1599 | 北方2島を除くエラブル国全域を制圧、北方2島はゴルモア連邦へ加盟し、エラブル戦争が終結する。 |
1600 | ゴルモア、首都ドロント陥落、臨時首都をロフトに移す。 |
1601 | テクスタ=ルーレット帝国、ルーレット地方最東端のスマールナルティカナルティア諸島を占領、レベット侵攻の拠点とする |
1602 | テクスタ=ルーレット帝国、レベット地方のウィール島に侵攻、他のレベット地方の都市はレベット条約により団結し、ルーレットに立ち向かうことを宣言 |
1605 | ハリナロ陥落 |
1609 | 大陸戦争泥沼化により、停戦が結ばれる。 |
1615 | ウェットシティ陥落 |
1621 | オシャン包囲戦の末、テクスタ軍が撤退する。 |
1624 | テクスタ終身総統死去。 |
1624 | テクスタ総統の死によりレベット戦争が停戦になる。 |
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1624 | 2代目総統として就任前日にスリトーア・レ・ルーレットが暗殺、ファンテット ・レ・ルーレットが2代目として総統に就任 |
1624 | テクスタ=ルーレット帝国は民主化を求める民主派と総統の息子が新総統に就任すべきとの皇帝派に分裂、大規模な内戦へと発展してゆく |
1625 | マーベチック、ルーレット同盟を破棄しルーレット内戦へ干渉を始める。世界大戦が始まる。 |
1625 | 革命軍とマーベッチック軍がユヒガを占領。魔法研究所の存在が明らかに |
1625 | テクスタ=ルーレット帝国の植民地地域を暫定的にホロエゾ国として独立させる。 |
1625 | ゴルモア連邦、内戦の鎮圧という名目でホロエゾ国に侵攻、ドロントを奪還する。 |
1626 | ホロエゾ国、テクスタ=ルーレット帝国を裏切り宣戦布告 |
1626 | ゴルモア連邦の手によりエラブル国が再独立 |
1626 | テクスタ=ルーレット帝国、神聖テクスタルーレット帝国へ改称 |
1627 | ルーレット内戦、停戦。世界大戦が終わる。 |
1654 | テクスタⅡ世暗殺事件発生、各地方の軍閥同士の内戦へ |
1655 | 内戦激化による干渉連合軍が介入し内戦が終結、旧テクスタ領はゴルモア・ルーレット・エラブルの3カ国に分割される。 この時を持って74年に渡るテクスタ=ルーレット帝国が消滅する。 |
テクスタルーレット帝国の中心政党サハーカは1556年結成されたが結成当初は再軍備化やホロエゾ併合、エラブル侵攻などをマニュフェストに抱えており、エラブルからの不法労働者の増加によって一定の反エラブル派からは支持されていたが一般的には時代錯誤として全く相手にされていなかった。
しかし1565年にダラス大震災によってルーレット共和国首都ダラスは壊滅し、ダラス市民の1/3の250万人が死亡し、臨時首都としてユヒガに遷都するまでの非常事態となった。 しかし諸外国は世界一の都市の崩壊による経済の大混乱によってルーレットに援助する余裕は無く、そのことが逆に国民に諸外国に見放されたという排他的感情を抱かせることになり、またサハーカは震災の復興と軍需産業の拡大によって景気を回復する案を提案し、着々と人気を集めてゆきついに1573年総選挙によって過半数の議席を獲得し、同時にテクスタ・アラモンドがルーレット共和国第72代大統領に就任した。
テクスタの大統領就任3年後にはホロエゾと「ホロエゾ併合条約」を結び半ば強引に併合締結直前に最後通牒を突きつけてくるという強引な併合であった。ゴルモア政府は強行的手段に対する制裁としてホロエゾ~グルップリン間の海底鉄道トンネルを強引に封鎖(後の大陸戦争直後に海底トンネルは爆破されることになる)対するルーレット政府もナズア海峡への軍艦派遣による制海権の確保やナズア島(ゴルモアとの国境の島)に戦略ミサイル基地を建設した。 またテクスタの大統領就任以降創業者と親戚という理由でプレケイト製薬との癒着が始まり1577年にかつての魔族の生き残りであるケルリスを発見した際も政府の支持によりプレケイト製薬本社ビル内部に監禁し、秘密裏に魔法技術を研究していた。 1580年、ヴィリウム首相の死をきっかけとし、議会の圧倒的賛成を得て大統領職と首相職を合併し総統職を作り、テクスタは初代総統に就任、また国号をテクスタ=ルーレット帝国に変更、またテクスタ自身の名前もそれと同じに改名する。 このときテクスタは「私は国家と一心同体となる」と演説で語っている。 82年には政党制限法が成立し、政党の存続には総統の許可が必要となり、実質的なサハーカ一党独裁(衛星政党はいくつかある。)となる。 その後来るべきエラブルとの戦争に備え、西部で国境を接するマーベチック王国と84年に軍事同盟を締結する。
1588年12月21日早朝、帝国軍は突如エラブル共和国に対し国交を断絶、宣戦を布告し、わずか2分後アクアトンネルを超えてエラブルへ侵攻を開始した。国境の町エストールを1週間で攻略、翌年の2月には軍事同盟に基づきマーベチックもエラブル戦争に参戦、ダルノーを空襲の後占領し東部へと進行して行った。 連合軍は89年の10月にエラブル首都エラブルシティーを陥落させたが、ゲリラ戦へと発展してゆき戦況は泥沼化した。 一方でゴルモア連邦とも95年に国交を断絶し、準戦闘状態へと突入していった。そして96年8月10日朝6時帝国空軍はゴルモア最西端の都市グルップリンを奇襲攻撃し大陸戦争が勃発した。しかし大陸戦争についてもグルップリンは1ヶ月で陥落させ制圧したものの、ゲリラ活動やレジスタンス活動がエラブルの比にならないくらい強烈かつ強力な武器を持っており、切り札的存在の空中戦艦「怒竜」がドロント空襲へ行く最中レジスタンスの対空砲火によって撃墜されたことは帝国民に大きな衝撃を与えた。 1599年にはようやくエラブル全土のゲリラを駆逐し、総統によるエラブル戦争終結宣言が出された。 また参戦時の条約によってマーベチックにノグリギ-マス間(エラブル東部)を参戦の代価として正式に割譲した。(それ以前からマーベチック軍によって占領下にあった。)